2019年やったこと・考えていたこととか
こんばんは。xRArchiが末端、建築にあまり明るくない勢、麻木浅葱です。
今年は割と仕事が忙しく、自身の実績として書けるようなことが殆どないので、仕事でやったことで一応名前が出ている奴をボカしつつ、内容について触れていきたいと思います。
某子ども向け科学雑誌の付録AR
こちらは昨年末から本年明けにかけてやった仕事で、某無人探査機が探査対象の小惑星に対し実行する作業の一部始終をARとして見せるというような、シンプルかつ教育的な内容です。
某アーティストMV用AR
こちらも昨年末あたりから本年春にかけてやっていた仕事です。主には調整が長引いた形です。
こちらはARKitの平面検出を利用し、街中にアーティスト本人が手書き(Tilt Brush)した歌詞を配置。それを音楽に合わせて追いかけるというような内容になっています。
とにかく現地での調整がひたすらに長く、つらかったです。次似たような案件があれば、最初に予定される進行ルートとその周辺をスキャニング・ないしはマッピングし、カーブやスロープ・階段・高低差などを3D化するでしょう。
このあたりはもしかしたらArchiにかかわってくる部分かもしれませんね。
また、屋外ならではの問題ですが、日が昇ってくるとアスファルトや舗装道・タイル張りの道なんかはトラッキングが外れやすくなり、長距離の移動や撮影といった用途では厳しくなってきます。こういうこともあってテストや撮影が早朝・夕方にしか行えなかったのも大変でした。
仕事でxR周りに携わっていて、今年の所感
今年は大きな変動があったというよりは、よりxR・特にARが盤石に求められるようになってきたなという印象です。 VRがいらなくなったとかというよりは、Vuforia, ARKit, ARCore, そして8th Wallに代表されるWebARの台頭によりARが再び脚光を浴びているように思います(その前はスノーとかの顔ARとかソニースマホとかにあったやつ)。
特にスマホARの熱はぐんぐんと増してきているように思います。 何せ、今先進国で一般に普及しているようなスマホなら半分以上はARKitやARCoreなんかは動くでしょうし、マーカーARに限ればほとんどのスマホで問題なく動くでしょう。結果として液晶を通さねば見れないという点で大きな制約性のあるものではありますが、AR眼鏡の開発・普及も伴って今後よりARは重要な産業になってくるのではと思っております。
とはいえ、まだまだスマホARは万能ではないです。 先ほど書いたように、液晶を通さないと見れない=VRほどの没入感・現実感がないというのもそうですし、端末によってできる表現の差があったり、トラッキング精度にまだ不安があったり…。
あと、これはARの問題ではないのですが、『ARをやりたい』が先行してしまって『ARで何をするか』が決まらないまま走り出してしまってグダグダ…という話も耳にするので、気を付けたいところですね。
来年に向けて、そのほか雑感
これ書くにあたって 今年何もやってねえな!!!!!!!!!!!! ってめっちゃ思ったので今年残した1ケ月と来年は、もうちょっと何か作りたいですね。
とか毎年言ってる気もしますが…。みんなどうやって時間作っとるんや…。
さて、ほかのxRArchiメンバーに比べて大分お粗末な出来になってしまいましたが今の私にはこれが限界です。 来年こそはみんなをあっと言わせる記事が書けるようになりたいですね。 ではさよ~なら~。良いお年を。